東京国立博物館 表慶館にて、「皇居三の丸尚蔵館 グランドオープンプレイベント in 表慶館」が令和8(2026)年5月17日まで開催されています。

100年の時を超えて表慶館に再び集った名作
本展は、同年秋に予定されている皇居三の丸尚蔵館のグランドオープンに先立ち、皇居三の丸尚蔵館が守り伝える美と歴史を橋渡しする目的で企画されています。
今年は大正15(1926)年に表慶館で史上初の「動植綵絵展」が開かれてから、ちょうど100年という大きな節目にあたります。かつてと同じ歴史的な空間で、ふたたび若冲の豊かな世界が広がる特別な機会となっています。
ガラスケースなしで味わう細部の美
会場には、国宝《動植綵絵》(伊藤若冲)30幅と、国宝《唐獅子図屏風》右隻(狩野永徳)の高精細複製品が並んでいます。これらは、最新の画像処理技術と京都の伝統工芸が持つ匠の技が融合して制作されています。原本は非常にデリケートですが、複製品を活用することでガラスケースに遮られることなく展示されています。絵師の細やかな筆遣いや岩絵具の鮮やかな発色、さらには表装の美しさまで、間近でじっくりと観察できます。


《動植綵絵》に見る豊かな生命力
《動植綵絵》は前後期で15幅ずつ入れ替えがあり、5月2日からの後期展示では、動植物の多彩な姿が空間を彩ります。若冲がとくに好んだ鶏を描いた作品も多く、《南天雄鶏図》や《大鶏雌雄図》、《紫陽花双鶏図》などは、羽毛の一本一本まで描き込まれた細やかな描写や鮮やかな色彩が際立っています。
また、《雪中錦鶏図》では、静かな雪景色の中にたたずむ色あざやかな鳥の姿が精緻に表現されています。
また、《雪中錦鶏図》では、静かな雪景色の中にたたずむ色あざやかな鳥の姿が精緻に表現されています。
水辺の生き物や美しい花鳥の共演
鳥だけでなく、水中の生き物をユーモラスに描いた《蓮池遊魚図》や《群魚図(鯛)》、さまざまな貝類を集めた《貝甲図》など、若冲の観察眼の広さがうかがえる作品も並びます。さらに、《老松白鳳図》の神々しく優美な姿や、《牡丹小禽図》に描かれた華やかな花々と小鳥の組み合わせも、細部まで近づいてその繊細な色合いを確認したい作品です。


桃山文化を体現する永徳の力強い筆
会場では若冲の作品とともに、《唐獅子図屏風》右隻の高精細複製品も展示されています。金箔を背景に大胆な筆さばきで描かれた二頭の唐獅子は、武将たちが活躍した桃山時代の力強い美意識を今に伝えます。

本展の展示品は非営利かつ私的使用の目的に限り、写真撮影も可能です。
本物と見まがうほどの高い再現性を持つ作品に囲まれて、日本の名品が持つ圧倒的な魅力をぜひ体感してみてください。
【開催概要】

本展の展示品は非営利かつ私的使用の目的に限り、写真撮影も可能です。
本物と見まがうほどの高い再現性を持つ作品に囲まれて、日本の名品が持つ圧倒的な魅力をぜひ体感してみてください。
【開催概要】
展覧会名:皇居三の丸尚蔵館 グランドオープンプレイベント in 表慶館 高精細複製 伊藤若冲《動植綵絵》 狩野永徳《唐獅子図屏風》
会期:令和8(2026)年4月17日(金)〜5月17日(日) ※後期展示は5月2日(土)〜5月17日(日)
会場:東京国立博物館 表慶館
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)※毎週金・土曜日、5月3日(日・祝)、4日(月・祝)、5日(火・祝)は午後8時まで
休館日:月曜日
入館(観覧)料:無料(事前予約不要)※ただし東博コレクション展(平常展)または特別展の観覧券が必要
公式ウェブサイト:https://pr-shozokan.nich.go.jp/2026pre-event/
公式ウェブサイト:https://pr-shozokan.nich.go.jp/2026pre-event/

