2025年1月25日から4月6日まで、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が開催されます。
![古代エジプト_メインビジュアル_ティザー_レリーフ](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/2/f/2f6c7749-s.jpg)
![WEB用_ブルックリン博物館_正面](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/b/f/bf72894f-s.jpg)
ブルックリン博物館外観 Photo: Brooklyn Museum, Danny Perez
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本展では、アメリカ屈指の古代エジプトコレクションを誇るブルックリン博物館から、約150点もの貴重な遺物が来日。彫刻や棺、宝飾品、土器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど、多岐にわたる展示品を通じて、古代エジプト文明の高度な文化とその背景にある人々の営みを紐解いていきます。さらにミイラづくりのプロセスを再現したアニメーション映像や、古代エジプト語の音声なども交えて、古代エジプトの壮大な世界を体感することができます。
![WEB用_ブルックリン博物館_正面](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/b/f/bf72894f-s.jpg)
ブルックリン博物館外観 Photo: Brooklyn Museum, Danny Perez
そして展覧会の監修を務めるのは、今注目を集める気鋭のエジプト考古学者、河江肖剰(かわえゆきのり)氏。これまでのエジプト展では見過ごされてきた「知っているようで知らない事実」から、最新技術を使ったピラミッドの研究成果まで、幅広い内容を映像や音声も交えて紹介します。
展示は3つのステージに分かれており、それぞれのテーマに沿って古代エジプトの世界を体感できるようになっています。
第1ステージ:古代エジプト人の謎を解け!
第1ステージでは、古代エジプト人の日常生活に焦点を当てています。これまでの展覧会ではあまり触れられてこなかった、当時の住居環境、食生活、仕事事情、身だしなみ、出産や子育てなどにも着目し、さまざまな遺物を通して、当時の日常生活の様子を紹介します。
第1ステージでは、古代エジプト人の日常生活に焦点を当てています。これまでの展覧会ではあまり触れられてこなかった、当時の住居環境、食生活、仕事事情、身だしなみ、出産や子育てなどにも着目し、さまざまな遺物を通して、当時の日常生活の様子を紹介します。
《貴族の男性のレリーフ》には、特徴的なカツラを着けた貴族の男性が描かれています。
![WEB用_貴族の男性のレリーフ](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/b/5/b5f066d0-s.jpg)
《貴族の男性のレリーフ》前1292~前1075年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum ※東京展のみ出展
《ベス神の顔をかたどった壺》は、安産の神あるいは、子どもや家庭を守る神として信仰されていたベス神を表現しています。独特な表情のベス神は、古代エジプト人の信仰心と同時に、ユーモアのセンスも感じさせてくれます。
![WEB用_ベス神の顔をかたどった壺](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/0/d/0d2aa4c5-s.jpg)
《ベス神の顔をかたどった壺》前522~前332年 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
![WEB用_人型棺の右目](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/3/a/3a99d543-s.jpg)
《人型棺の右目》前1539~前30年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
第2ステージ:ファラオの実像を解明せよ
第2ステージでは、古代エジプトの王であるファラオに焦点を当てています。クフ王やラメセス2世など、約3000年にわたる王朝の歴史の中で活躍した12人の王に関する作品が展示され、謎多きファラオの実像に迫ります。
![WEB用_ひざまずくペピ1世の小象](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/1/1/110429a1-s.jpg)
《ひざまずくペピ1世の小像》前2338~前2298年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
《ラメセス2世の石碑》からは、当時の王の権力の大きさを読み取ることができます。
![WEB用_ラメセス2世の石碑](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/2/7/27fc44a8-s.jpg)
《ラメセス2世の石碑》前1279~前1213年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
《ネフェレトイティ(ネフェルティティ)王妃のレリーフ》は、その美しさで知られる王妃の姿を今に伝えています。
![WEB用_ネフェレトイティ(ネフェルティティ)王妃のレリーフ](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/f/e/fea5c166-s.jpg)
《ネフェレトイティ(ネフェルティティ)王妃のレリーフ》前1353~前1336年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
《クフ王の名前が彫られた指輪》は、クフ王の名前が刻まれた貴重な遺物です。
このステージでは、最新技術を用いた調査によるピラミッド研究の成果も紹介されます。巨大ピラミッドがどのように建てられたのか、その建築方法や当時の姿を解き明かす展示は必見です。
![WEB用_クフ王の名前が彫られた指輪](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/f/1/f10c3f87-s.jpg)
《クフ王の名前が彫られた指輪》前664~前404年 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
第3ステージ:死後の世界の門をたたけ!
最後のステージでは、古代エジプト人の死生観に迫ります。人や動物のミイラ、美しい副葬品、葬儀のための道具などが展示されます。
《神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ》は、古代エジプトの葬送儀礼を知る上で貴重な展示品です。カルトナージュと呼ばれる装飾的な覆いとともに展示されるミイラからは、古代エジプト人の死後の世界への強い信仰心が伝わってきます。
![WEB用_神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ(部分)](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/3/4/34740261-s.jpg)
《神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ》(部分)前760~前558年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
![WEB用_神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ(部分)](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/3/4/34740261-s.jpg)
《神官ホル(ホルス)のカルトナージュとミイラ》(部分)前760~前558年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
当時の人々の美意識や信仰心を反映した《ビーズの襟飾り》や《人頭の鳥で表されるバーの護符》などの宝飾品からは、古代エジプトの高度な工芸技術を感じ取ることができるでしょう。
![WEB用_ビーズの襟飾り](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/a/1/a1821c22-s.jpg)
《ビーズの襟飾り》前1390~前1352年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
![WEB用_人頭の鳥で表されるバーの護符](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/1/8/1874e89d-s.jpg)
《人頭の鳥で表されるバーの護符》おそらく前305~前30年 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
![WEB用_ビーズの襟飾り](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/a/1/a1821c22-s.jpg)
《ビーズの襟飾り》前1390~前1352年頃 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
![WEB用_人頭の鳥で表されるバーの護符](https://livedoor.blogimg.jp/kaisyuucom/imgs/1/8/1874e89d-s.jpg)
《人頭の鳥で表されるバーの護符》おそらく前305~前30年 ブルックリン博物館蔵 Photo: Brooklyn Museum
このステージでは、古代エジプト語の音声も楽しめます。現存最古の葬送文書である『ピラミッド・テキスト』の朗読が会場に流れ、厳かな雰囲気を演出します。
ピラミッドの謎やミイラの秘密、そして古代エジプト人の日常生活まで、幅広いテーマで古代エジプトの魅力に迫る本展は、歴史好きはもちろん、芸術や文化に興味がある方にもおすすめです。この機会に古代エジプトの壮大な歴史と文化に触れてみませんか。
【開催概要】
展覧会名:ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト
会期:2025年1月25日(土)~4月6日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間:10:00~18:00(金・土・祝前日は10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
入館料:
■前売券
一般/大学・専門学生
平日:¥2,300(土日祝:¥2,400)
高校・中学生
平日:¥1,600(土日祝:¥1,700)
小学生
平日:¥1,000(土日祝:¥1,100)
※前売券は2025年1月24日(金)23:59まで販売。
■当日チケット
※前売券は2025年1月24日(金)23:59まで販売。
■当日チケット
一般/大学・専門学生
平日:¥2,500(土日祝:¥2,600)
高校・中学生
平日:¥1,800(土日祝:¥1,900)
小学生
平日:¥1,200(土日祝:¥1,300)
※土・日・祝日は日時指定制。
※障がい者手帳をお持ちの場合でも、鑑賞にはチケット購入が必要です。ただし介助者1名は無料。各種手帳の提示が必要です。
※高校生以下は学生証など年齢がわかるものの提示が必要です。
※未就学児は無料。
公式ホームページ:https://egypt-brooklyn.exhibit.jp/
公式ホームページ:https://egypt-brooklyn.exhibit.jp/
※東京会場での開催後は静岡・愛知ほか各地へと巡回予定