展覧会「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展—夜のカフェテラス」が、兵庫の神戸市立博物館にて、2025年9月20日(土)から2026年2月1日(日)まで開催されます。その後、福島県立美術館、東京の上野の森美術館を巡回予定。
この展覧会は、神戸では阪神・淡路大震災から30年、福島では東日本大震災から15年の節目の年に取り組む事業として企画されました。
この展覧会は、神戸では阪神・淡路大震災から30年、福島では東日本大震災から15年の節目の年に取り組む事業として企画されました。


©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
オランダ・ヘルダーラント州のデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内にあるクレラー=ミュラー美術館は、約90点の油彩画と約180点の素描などからなる、世界屈指のフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)による作品を収蔵・展示しています。
今回は、ファン・ゴッホのコレクションで世界的に有名な同美術館が所蔵する優品が、2期(第2期は2027年2月~5月頃)に分けて公開される特別な機会となります。
今回は、ファン・ゴッホのコレクションで世界的に有名な同美術館が所蔵する優品が、2期(第2期は2027年2月~5月頃)に分けて公開される特別な機会となります。
ファン・ゴッホの傑作《夜のカフェテラス》などが来日
第1期では、ゴッホがオランダとパリで過ごした時期からアルルでの前半期までの作品に着目。《自画像》をはじめとする初期のオランダ在住時代から数多の傑作を生みだしたアルル在住時代までのファン・ゴッホ作品約60点が展示されます。
なかでも注目すべきなのは、南フランスの都市アルルにある広場のカフェテラスを描いた《夜のカフェテラス》。ファン・ゴッホがはじめて星空を描いた作品で、夜空の青色と、カフェの黄色い灯りの鮮やかな対比によって、活気と希望にあふれる夜の街角が描かれています。印象的なこの名作が、今回約20年ぶりに日本で公開されます。
2027年、オランダの国宝が約70年ぶりの来日
2027年予定されている、アルル時代から晩年までを紹介する第2期の注目作品は、オランダの至宝と称される《アルルの跳ね橋》。
オランダの国宝とされるこの作品が、国外に貸し出されることは極めてまれで、日本での公開は約70年ぶりとなります。空と水の青が印象的で、ファン・ゴッホの熟練期の作品の中でも最高傑作とされています。

©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
【開催概要】
会期:2025年9月20日(土)~2026年2月1日(日)
会場:神戸市立博物館
住所:兵庫県神戸市中央区京町24番地
観覧料:未定
TEL:078-391-0035
巡回情報:
<2025年>
・福島県立美術館2026年2月21日(土)~5月10日(日)
・上野の森美術館(東京)2026年5月29日(金)~8月12日(水)
<2027年>
・神戸市立博物館 2027年2月~5月頃(開催確定後に公表)
・福島県立美術館 2027年6月19日(土)~9月26日(日)
・上野の森美術館(東京) 2027年10月~2028年1月頃(期間確定後に公表)
詳しくは展覧会公式サイト(https://grand-van-gogh.com/)をご覧ください。