現在そごう美術館(横浜)で開催中の『フェルメール光の王国展』へ行ってきました。
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ここではフェルメール作と認識されている作品を「re-createリ・クリエイト」した複製画全37点を一堂にみることができます。
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リ・クリエイトとは、単なる複製や模倣ではない文字通り再・創造。フェルメールの世界観・生命観を最新のデジタル技術によって、サイズも額も実際の作品を忠実に再現しているそうです。最新の印刷技術が可能にしたフェルメール絵画の展示です。
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なお、展覧会会場は写真撮影ができます。展覧会では撮影不可が原則なので、本当にうれしいですね。自分なりの視点で写真を撮って、拡大してじっくり見ることで、作品をより深く理解できます。
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天秤の上に何があるのでしょうか・・?
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ステンドグラスも詳細に描かれています。
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画中画も見どころ。
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手前の黄色の服の女性。他の作品にも出ているかも・・?
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鏡に映る女性の視線に注目。
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箪笥の上に地球儀が。
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足元にいるのは・・・・?天井から吊るされているガラスの球体も気になります。
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フェルメールに詳しい生物学者の福岡伸一氏がフェルメールの作品を1点ずつ解説するビデオも上映されています。
82分と長いのですが、時間があればおすすめ!フェルメールの作品は細かい部分にもいろいろな仕掛けや寓意があるのが特徴。
会場のパネルにも詳しく説明がありますが、ビデオを見て、新たな発見がたくさんあり、とても楽しめました。
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絵画《手紙を書く女と召使い》を再現した部屋で絵の構図に入って写真撮影も出来ます!
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作品を読み解くポイントを子供にもわかりやすく解説しているので、家族で楽しめます。
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さらに子供のためのプログラムも実施。
会場内のジュニアルームでは、「フェルメール展」会場内に夏休みの宿題スペース「小・中学生優先ジュニアルーム(自習室)」があります。

展覧会を見て見学レポートや思い出をまとめてみるのもいいかもしれませんね。

フェルメール描いた楽器(ヴァージナル、リュートなど)も展示されているほか、実際にヴァージナルのミニコンサートも毎週土曜日に開催されます。
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今年の秋には東京・上野の森美術館に本物のフェルメール作品8点が待望の来日予定です。
ここで『re-create』作品を見てから、本物を見に行くのもまた興味深いかもしれませんね。
           

【フェルメール 光の王国展 2018 】
 会期: 2018年7月28日(土)~9月2日(日) 
 会場: そごう横浜店6階 そごう美術館 
 開館時間:午前10時~午後8時 (入館は閉館の30分前まで) 
 主催:そごう美術館、フェルメール・センター実行委員会
 監修: 福岡伸一(生物学者)/制 作:トド・プレス
 料金:大人1000(800)円、大学・高校生800(600)円、中学生以下無料 *消費税含む。
 *( )内は前売および20名さま以上の団体料金。
 * ミレニアム/クラブ・オン カードをお持ちの方は( )内の料金にてご入館いただけます。
 * 障がい者手帳各種をお持ちの方およびご同伴者1名さま無料。

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